上野―東京間の線増工事、いわゆる東北縦貫線の工事が次第にかたちになってきたようだ。
画像は御徒町から秋葉原側を眺めたところ。京浜東北線南行列車の後尾が見えている。
その左側にあるのが東北・高崎線の引き上げ部で秋葉原駅のホームあたりまで伸びている。
さらに画像左(東)側にも断続的に引き上げ線があったが、現在は剝がされているようだ。これらスペースを利用、秋葉原付近までは新設線を整備、神田あたりでは東北新幹線の上空を走らせ、東京駅の北側で在来線と同レベルに降り、東海道線の引き上げ部分と接続する計画。
一応2013年度の完成予定。完成後は上野、東京をスルー運転でき、東北・高崎、常磐線と東海道線が直通することになる。東北・高崎線は湘南新宿ラインとして山手貨物線経由で東海道、横須賀線と直通しているが、上野側でも直通できるようになる。現在そうした手段のない常磐線は飛躍的に便利になるが、全列車というわけにはいかないだろう。また山手線、京浜東北線の上野近辺の混雑も緩和できる。
そうなると、やるかどうかは別だが、品川・田町で担当している東海道線列車のメンテナンスを東北線系の尾久・田端に集約できるだろう。これを視野に入れて田町―品川間の新駅構想がでてきたのであろう。
ブルートレインの廃止といった流れもその一環ではないか。機関車牽引の客車列車で神田の高高架を登りたくないのだろう。もちろんこれだけが理由ではないだろう。連日、富士/はやぶさが超満席であれば当局は別の方法を考えただろう。尾久から上野まで推進運転しているカシオペア(画像は200706)などがどうなるのか興味は尽きない。品川が担当するのだろうか??まあ、あっても1日数本の夜行など通勤ラッシュに比べればどうでもいいが。
しかし、この間には大正末から列車回送線があり、東海道線と東北線系はつながっていた。東北新幹線が高架で東京に乗り入れるに際してそのスペースを譲ったのだ。記録では19830610撤去という。東北新幹線東京開業は19910620、平成3年だ。平成まで遠くなりかけている。
確かに、東北新幹線が東海道新幹線の隣にあれば便利なことは間違いない。しかし、新幹線まで分割民営化の対象となり、東海道新幹線と東北新幹線が直通運転しないのであれば、東北新幹線は上野から地下のまま東京地下駅まで走らせてもよかったのではないか。
そうすれば列車回送線は温存でき、また東北新幹線ホームのスペースを稼ぐための中央線東京駅重層高架もやらなくて済んだだろう(総武快速・横須賀線地下駅との競合は発生するが)。
今回の東北縦貫線新設と中央線重層高架のコストを合計しても、新幹線のトンネル掘削の方がコストがかかるということなのだろうね。
何にせよ、やると決めたからには早めに完成させていただきたい。老生も目の見えるうちに東北新幹線の上を走ってみたいものだ。