初詣は本川越
毎年どこに初詣に行くかは大いに悩むところだ。
武蔵の国一宮である大宮氷川神社が順当なところだろうが、ちと遠い。学問の神様湯島天神もありがたそうだが、精進落とし??を企画したくなるロケーションが難点だ。
昨年は多摩モノレールに乗りたいという不純な動機から高幡不動に出かけた。西武では東久留米七福神というのを打ち出しているが、もうちょっと足を伸ばして川越喜多院(画像)に行くことにした。
普段利用することの少ない西武新宿線だ。ちょうど来たワイドビュー20000系の運転席後ろにかぶりつく。
画像は南大塚から分岐する安比奈支線、砂利鉄道の名残だ。廃止して土地を売却することもなく、今日までもちきたしている。老生は、へらへらしているレールの先をこの目で見たことはないが、入間川沿いに砂利設備の広大な土地が眠っているそうな。
上石神井以東を地下急行線の新設で複々線化する計画があったとき、上石神井の車庫機能が大幅に減るので、その肩代わりとして安比奈に車両基地を建設するつもりだったのだろう。ところが前倒しで運賃値上げまでした、この計画は白紙になってしまった。
それでも、いつの日か何らかのかたちで上石神井の機能を移転することがあるかもしれない。そのために放置してあるのだろう。
堤時代の西武は、すぐに使わない、あるいは直接の用途がなくなった資産を持ち続けるようなことをよくやった。他社と時間の流れが違っていたような印象を受けるのだ。もう一つの例として飯能スルー線を挙げておこう。
飯能のスイッチバックは貨物列車というか動力集中牽引運転にとって、面倒なものであった。そこで東飯能から方向転換しないで八高線と交差する手前あたりまで新線を建設しようというものだ。用地は手配済みだと思う。
ところが秩父線からの石灰輸送がなくなり、199603で貨物営業は全廃となった。当面用途がなくなった用地だが放置している。何かで都市機能の中心が東飯能に移転する場合に備えているのだろうか。普通に考えれば、西武新宿や本川越もそうだが、周囲を睥睨するような駅ビルを建て、プリンスホテルまで併設したら飯能ターミナルの移動はしにくいだろう。
まあ老生が心配することではない。本日は一家の今年の繁栄を願うばかりである。
お参りも済ませ、どういうわけかナシゴレンの昼食もとった帰りに本川越で待っていたのは国分寺行き。旧2000系更新車で車番がプレートのもの。
本川越までロングランする必要はないが、国分寺線は総て所沢以遠まで直通してほしいところだ。池袋線と中央線を結ぶ需要は結構あると思う。今はバスしかないが新宿線の開かずの踏切のおかげで使えない。
小平からは拝島線直通分が減るので、国分寺線の全列車くらいは東村山以西に流せると思う。これをやらないと新秋津─秋津のジャンクションが改善されたとき武蔵野線にお客が流出しますぜ。…と考えるのか、通勤定期割引で、ラッシュアワーだけの大して儲からないお客は武蔵野線が負担してくれれば、国分寺線は生かさず殺さず状態で、あまり投資しなくて済むと考えるのか。
一方、JRも通勤時間帯に混雑が目立つ武蔵野線に、これ以上お客を送り込んでほしくないのがホンネかも。そうだとすれば新秋津─秋津ジャンクションの改善は誰が旗を振るのか。
いずれにしても、庶民にとって環状方向の移動は難儀ですわ。

